2012年4月19日木曜日

上杉隆氏とのインタビュー


上杉隆氏の記事訂正について
上杉隆氏のドイツでの講演で、インタビューした新聞記者が内容を確かめずにメモ書きだけで書いたせいで、誤りがあったが、私はこれはあくまで「新聞記事の翻訳」として、内容の訂正はしないでおいた。しかし、これをもとに上杉氏はまた、批判、中傷をたくさん受けたようで、私もそれを助長することになってしまったと反省、上杉氏に内容をチェックしてもらい、訂正したので、それをここに載せる。
彼が本名で発言しているのに対し、インターネットなどでの批判や中傷は、匿名で行われ、人の揚げ足だけ取る態度は卑怯だと思う。そんなことをする暇があったら、今の大変な日本の状況を改善すべく、自分で動くべきだ、自分の名前を公表して。


Deutsche Welle
Im Gespräch „Die Lüge hat System“
ドイッチェ・ヴェレ(ドイツ国際放送)
「嘘のシステム」日本のジャーナリスト上杉隆氏とのインタビュー

原文はこちら:http://www.dw.de/dw/article/0,,15888808,00.html


上杉隆氏は日本では有名なジャーナリストだ。彼は福島原発をもつ東電を敵に回している。彼は現在ドイツ各地を講演し、日本の情報隠蔽政策について報告している。

ドイッチェ・ヴェレ:もう1年以上前のことですが、上杉さんが日本の放送局TBSの番組で、福島第一原発の3号機から放射能が出ていると話したら降板になったということですが、どうしてそういうことになったのですか?

上杉隆:2011年3月15日、私がレギュラーとして出演していたラジオ番組のことですね。私はその日も東電の会見に出て、情報隠蔽について問いただすような質問をしていました。住民に真実が告げられていないため、真実を告げるよう要求しました。その番組のあとでプロデューサーに呼ばれ、降板してくれ、と伝えられました。私は何度もその理由を聞きました。というのも、契約がちょうど2週間前に更新されたばかりだったからです。しかしプロデューサーは、幹部からの指示だ、としか言いませんでした。その幹部からは2週間後にA4版の紙が一枚届き、単に契約が終了したに過ぎない、と書いてありました。(ここまで以下は朝日ニュースターの話と混合しています)

DW:それがどのように東電とつながっているとお考えですか?

上杉:この一年間取材する中で次第にわかり始めてきたことは、東電に対し批判的な意見を持っている人は、誰でもマスメディアから締め出しを食う、ということです。それは私だけでなくほかのジャーナリストも経験していることです。それもここ40年以来ずっとそうであるようです。電力会社はマスコミとの接待に対し莫大な予算を使っています。日本の記者クラブもそこから甘い蜜を吸っています。震災発生の日にも東電の会長はジャーナリストを連れて中国など、事実上の接待旅行を行っていました。招待されたジャーナリストたちは豪華なホテルに泊まり、高級レストランで食事をします。東電に少しでも批判的なことをいえば、このクラブから締め出されるという罰を受けるのみならず、会社にいられなくなるのが現状だったのです。
DW:地震学者の石橋克彦氏は1997年にすでに地震による原発事故のことを警告しています。電力会社はそれに対し、日本の原発はどれも完全に耐地震設計で安全だといっていました。経産省は原子力ロビーとずっとこの見解を分け合ってきたわけですが、今日ではそれはどうでしょうか?

上杉:状況はまったく変わっていないと思います。そして石橋氏だけでなく、ほかにも警告していた多くの人たちがいたのです。しかし、記者クラブは常に、そのような警告が日本のマスコミに出ることを防いできました。解雇されたのはジャーナリストだけではありません。たとえば前の福島県知事、佐藤栄佐久氏も、ジェネラル・エレクトリック社の内部告発を知ってから福島第一原発の三号機の調査を始めました。その直後に彼は汚職疑惑で逮捕されました。最近、その判決がでましたが、驚いたことにゼロ円で贈収賄が成立して、彼は有罪となってしまっています。当時、佐藤氏は辞職していますが、、おそらく冤罪であり、その都合の悪い事件のことは日本のマスメディアでは報道されず、彼を扱うことも皆無です。

日本の検閲

DW:批判的な専門家たちは、フクシマでは、東電による安全対策に欠陥があったと判断しています。上杉さんは、一般に言われているとおり津波と停電が原因ではなく、地震だけで炉心溶融と水素爆発が起こり、もしかしたら3号機の原子炉は完全に爆発したのではないかとも考えていらっしゃいます。これについては、どの程度自由に調査したり報道したりできるのでしょうか?

上杉:1つだけ例を挙げます。フクシマの3号機の爆発の写真ですが、これは、おそらくヨーロッパではかなり知られている写真だと思います。しかし日本ではそうではないのです。事故から1年経った今ようやく一部で報じられるようになりましたが、それでも当時はこの映像がマスメディアに流れることは自主規制のもとありませんでした。当時日本政府もマスコミも、大きな爆発はなかった「ポンという爆発的事象」といって、事故を矮小化したのです。だから、この写真を公に見せてしまえば、矛盾が明らかになってしまうため、事実上「封印」したのでしょう。

DW:原子力発電にかかわる費用や危険を国が請け負ってきたからこそ、原子力による電気は日本では、安く、東電など電力会社にとっては有利なものだったわけですが、それは日本ではどれだけ知られているのでしょうか?

上杉:そうしたシステムのからくりは、おそらく日本人の1%以下くらいしか、知っていないのではないかと思います。そしてその人たちですら、フクシマの事故があって、インターネットなどで調べて初めて、その事実を知ったという人がほとんどだと思います。私は43歳ですが、私も学校で習ったのは。原子力はクリーンで安全で安い、その他のエネルギー源は環境に悪く、非効率で、高価だ、ということです。こうした政府の発表する意見は今日でも変わっていないと思います。洗脳のようなものです。いま、ツイッターで最新のニュースを手に入れました。政府は、事故のあった大飯原発を再稼動させることを決定したということです。日本人の大部分はそれに対し政府が転覆するような直接的な抗議行動を行っておらず、結果、認めれることになると考えています。

DW:補償問題はどうなっていますか?

上杉:ここでも政治、行政、産業界、学界、マスコミ、さらには司法などの深いつながりがはっきり見られます。福島のゴルフ場経営者が、コースの空間線量が高いので裁判所に営業停止の損害賠償を求めて訴えた裁判がありましたが、原発から飛び散った放射能は東電のものではない、という理由で仮処分請求が却下されました。判例主義の日本では、今後ほかの裁判所も、この判決を基準に判決を出してゆくと思われます。
 スピーディの隠蔽などにより、3月の後半の爆発では、少なくとも福島県のみならず他県も含めて12万人の住民が被曝したことが明らかになっています。また、事故以降少なくとも6人の作業員がなくなり、10人以上が怪我をし、そして作業員の62人以上の行方が不明となっています。これは、日本のマスメディアではあまり大きく報じられませんでしたが、政府と東京電力がが発表した数字です。そしてこれだけの事故を起こしながらも、東京電力には、誰または何が原因であり、誰が事故を引き起こした責任者なのか、ということを捜査し追及するということがいまだに行われていません。法治国家とは思えません。


健康リスクは仕方なく受け入れる

上杉:いわき市のあるお母さんが話してくれたことですが、福島県は子供たちにバッジを配布し、それをまたあとで回収していますが、このバッジは、子供たちがどれだけの放射能を被曝したか測定するために配っているのです。ところが、そのお母さんが、自分の子供の測定結果を聞こうとしたら、これは個人データであり、データ保護の理由から知らせられない、という理由で教えてもらえなかったというのです。

DW:それで上杉さんは、ご自身の体験からどのような結論を出されますか?

上杉:自分の見た事実に忠実ではなく、読者や視聴者のことを考えない日本の同業者である記者クラブの記者たち抗議する意味で、私はジャーナリストという職業を、返上しました。私は彼らと同じ職業名を使うことを恥じます。現在私は自由報道協会という非営利団体の代表を務めています。そこでは記者会見を主催し、大手メディアには登場しないような、たとえば原発に批判的な専門家を招待して質疑応答を行ってています。
 また自由になる時間を、私は福島で過ごすようにし、自分のガイガーカウンターで測定し、市民団体や医者や教師などの個人などと会い、今後の福島に起こりうる健康被害などの情況を把握するため情報収集活動を行っています。信じられないかもしれませんが、最近、福島県では、放射能という言葉を耳にしなくなっているのです。それは多くの人が、まったく普通の日常であるかのように暮らしているのです。この状況を、私は変えたいと思っています。

インタビュー:ウルリケ・マスト=キルシュニング
インタビューの通訳:クリハラマサミ氏
 


原発「コントロール下になど、なにもない」

日本のジャーナリストの暴露で、ドイツの原発批判者が恐れていたことが確実となった。フクシマをめぐる状況は、日本の政府官庁が認めているのよりずっと劇的だ。

日本政府は、フクシマに関する情報をどうも出し渋っている。ナガイジュンコ氏は何か月も前からこのような印象を持ってきた。それで彼女はインターネットで、日本語の情報サービスを始めた。ドイツに住み始め長いこの78歳の女性が今夜ベルリンで聞き知ったことはしかし、想像以上だった。「こんなにひどいとは知りませんでした、そんなに情報が出されていないということは、本当にショックです」。

いくつものNGOのグループの協力と、プロテスタント教会の招きで、日本全国で著名度の高い、かつてニュースキャスターも務めた上杉隆氏がドイツを訪れ、日本政府官庁が原子力事故とその影響をどう扱っているか、報告している。上杉氏は中でも、フクシマでの放射能測定値が不正操作されていることを取り上げた。「表面の土をまず掘り返して両側に積み上げ、それから測定地点を何度も水で洗い流します。」それからガイガーカウンターのスイッチを入れるのだそうだ。そうすれば計測器はほとんどなんの数値も出しはしない。

不正な情報が優勢

避難区域の一部をまた解放するという日本政府の決定を、物理学者のセバスティアン・プフルグバイル氏は現実の放射線量の高さから、無責任だと見ている。「これは軽率としか言いようがない。そういう人たちは、まずチェルノブイリの立ち入り禁止区域に入って、そこが25年後どうなっているか見て来るべきです」とドイツの放射線防護協会の会長であるプフルグバイル氏は批判する。ウクライナでも汚染された地域を洗浄し、表面の土を削り取ろうとした。しかしこのような企ては不可能だとわかり、やがて中止となった。

フクシマでは津波が残した瓦礫だけでも、大問題だ。「大変な量なのです。これを今、全国にばらまいて各県でそれを焼却させようとしていますが、それはまた、ゴミから放射能を取り出すことになってしまうので、危険です」。プフルグバイル氏の目にはことに、愛国心に訴えてこの事故を乗り切ろうとする日本政府の戦略があまりに馬鹿げて映る。彼はつい最近訪れた日本から、美人コンテストの写真を持ち帰った。農林水産省の主催で、フクシマ産の食品だけを食べる女子学生が表彰されたという。

原子力ロビーの団結

上杉隆氏は、政治、原子力産業、マスコミのしぶとい癒着を訴えている。ポストを失った政治家は、東電から別の役職を与えられる。東電は日本で3つの原子力発電所を抱えているが、そのうちの1つが今や停止となった福島第一だ。このシステムは互いにいい顔をしあい、依存しあっていて、見抜くのが極めて難しい、と彼は語る。公共の機関による原子炉事故の過小評価、情報隠蔽などを批判する者は、日本のエリートが作り上げたシステムからただちに締め出しを食う、というのだ(詳しくは上杉氏とのインタビューを参照)。

しかし日本の政府だけではなく、国際機関であるIAEAやWHOなども放射能被曝による健康被害を過小評価している。チェルノブイリの原子力発電所の事故では、公にはたった50人しか死亡したことになっていない。「私たちはしかし、まったく別の見解と経験を持っています」と語るのはIPPNW(核戦争防止国際医師会議)のスポークスマン、アンゲリカ・ヴィルメン氏だ。「流産、奇形児出産、新生児における遺伝子疾患、そして大量のガン発生率がありました」。全体としてどれだけ影響があったかということは、25年経った今やっとその概要が掴め始めたのが現状で、その影響で苦しんでいる人、あるいはすでにそれが原因で亡くなった人たちは、100万人に上るのではないか、と彼女は話す。

大飯原発の反対運動

日本では現在、合計で54基ある原発のうち、15基が事故が原因で停止されている。その他は、今、1基を除いて点検中だ。操業中の原発がまもなく1基もなくなる、という原発反対者の希望はしかし、どうやら満たされないことになりそうだ。日本政府は、大飯原発を再稼動させることを決定した。ただし、福井県知事の了解を得なければいけない、と上杉隆氏が説明してくれた。

ベルリンでの講演中も、彼はツイッターで更に情報を入手した。この政府の決定に反対して、東京の首相官邸前などにおよそ6万人が集まったという。「しかし日本のマスメディアはこのような抗議運動を報道しないのです」と上杉氏は嘆く。

それでも反対運動は高まっている、と彼は語る。それはIPPNWのスポークスマンも裏書している。「そのことは、かなり保守的カラーの強い日本のセクションでも感じられます」と。日本では、これまで核兵器の健康被害についてだけで、平和利用の核の影響についてはタッチしようとしなかったが、それが変わってきたという。

もっとひどくなる可能性

フクシマで大気に放出された大量の放射性物質はこれまで、その80%が海に落ち、人の住む場所に直接降り注ぎはしなかった。しかし、それはこれから悪化するかもしれない。ドイツの専門家プフルグバイル氏が心配するのは、海に流出される、放射能で汚染された大量の水だけではない。

4号機の原子炉がどうなっていくかが今後の鍵である。「1500もの使い済み燃料棒が保存され、冷却し続けなければいけない冷却プールがあります」。冷却が停止することになれば、これらの燃料棒が自己破壊を起こすだろう、と彼は言う。「そんなことになれば巨大な量の放射能が放出します。日本の専門家、つまり公の機関が、半径250キロまでの地域を避難しなければいけないことになるという予測を立てました。そうなれば東京も含まれます」。900万人もの住民を抱える日本の首都の避難など、まったく解決しようのない問題だ、と考えるのは放射線防護の専門家プフルグバイル氏だけではない。

ナガイジュンコ氏と彼女と一緒に仕事をする5人の日本女性はまたまもなくインターネットで情報を流すことになるだろう。この夜、彼女たちが得た情報は、なるべく早く、日本語のウェブサイトで公開するつもりだ。

ウルリケ・マスト=キルシュニング
編集:ミリアム・ゲールケ

14 件のコメント:

  1. 今の日本では上杉隆が酷い嘘つきであることがバレつつありますが。
    http://togetter.com/t/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E9%9A%86

    3号機の爆発の写真が許可されていない? じゃあこれは何?
    http://www.asahi.com/photonews/gallery/fukushimagenpatsu/

    主催者発表であっても6万人も集まればいくら日本でもマスコミの記事になりますよ。
    http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY201109190278.html

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  2. 60人が行方不明?
    これの話?報道されてますよ?
    http://www.asahi.com/national/update/0620/TKY201106200461.html

    放射能測定の際に水で洗い流すという主張は計測担当者の夫が嘘だと証言しています。
    http://togetter.com/li/276770

    上杉隆が番組を降板したのは番組での官房機密費についての発言が元で生じた局との確執であって事故前の決定事項であり、少なくとも原発事故との直接の関係はありません。
    事故後東電に批判的でも出演し続けている人は何人もいます。

    今日本で揉めている瓦礫の問題は福島県沿岸以外の瓦礫の話です。反対運動をやってる人たちも福島県のものと混同してる始末ですが。

    原子力行政や東電の運営が問題だらけなのは事実でも、上杉の発言は嘘だらけです。

    http://d.hatena.ne.jp/buvery/20120418
    「私は、ことここに至っては上杉隆の書いていることには予防原則を適用して、捏造でないと証明されるまでは、捏造であると判断しておくべきだと思います」

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  3. 何だか、支離滅裂としか言いようがない。

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  4. @KamuymintarApr
    http://www.asahi.com/photonews/gallery/fukushimagenpatsu/
    ここにも確かに3号機の爆発の瞬間の映像のキャプはないですね。3号機爆発の映像は昼の速報では民放で流されましたが、それ以降の報道では1週間流されなかったとか、私はテレビ捨てましたので分かりません。NHKでは爆発の瞬間をカットして煙だけ流したようです。福島県内においては非難指示が出されて以降テレビで一度も爆発の映像を流さなかったと避難者が証言してます。
    それとも2号機の誤表記でしょうか?
    2号機の爆発は確かに政府も東電も無かったことにしようとしてます。水素爆発の発表を撤回してIAEAへの報告でも爆発の文字を削除したりしてますね。2号機のサプレッションチェンバーから水素が漏れたということは地震で構造が破壊されたと見る以外になく推進派が最も隠したいことでしょう。
    テレビの爆破弁発言を海外の人に知ってもらいたいですね。未だに訂正されてもいないでしょう。考えられないです。

    http://togetter.com/li/276770
    ここでは1.8μがありえない数値とか言ってますけど、現在は政府の発表ですら3月18日郡山の線量は2.47μです。福島市で同日10.9μです。http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/03/post_3320.html
    文科省の汚染マップ電子図書上ではなぜか4月29日より前のデータが掲載されていませんが4月29日で郡山は1以上1.9μ以下に分類されています。
    http://ramap.jaea.go.jp/map/map.html
    事故当時は確かもっとかわいらしい数値が出されてたのを覚えてます。役人は何か不正をしていたでしょう。その数値の乖離ゆえに前から反原発運動をされてた会でアメリカから測定器を借りてボランティアの福島県人に貸し出して測定し始めたのでした。原子力資料情報室の配信で見てました。
    記者クラブメディアは原発安全神話の次は放射能安全神話へ移行しようとしてます。

    >事故前の決定事項であり、少なくとも原発事故との直接の関係はありません。
    どうやって部外者がそんなことを知りえますかね?
    >事故後東電に批判的でも出演し続けている人は何人もいます。
    東電と全面対決姿勢で尚且つテレビに出てるのは武田先生以外に誰かいれば教えてください。その武田先生もメディアパッシングを受けています。武田邦彦問題発言とyahooのトップ記事に来たりしましたね。汚染物を食うべきでないと言っただけなのに。振り返ってみれば過去に原発批判などテレビから聞こえて来たことがなかったのが事実です。

    反原発デモがテレビで報道されないという情報はあちこちで見ました。どれどれが報道されて報道されなかったか把握はしてませんが。

    ガレキは福島以外でも汚染されてるわけでそんなこと誰でも知ってます。

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    1. @15joule
      コメント欄で議論するのは避けたいのですが。

      3号機爆発の瞬間を報道している新聞↓
      http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110314-OYT1T00313.htm
      炉心溶融にも言及していますね。

      上杉隆の降板理由については町山智浩とのニコニコ生放送での公開問答で、原発事故前での決定であったことと事故後の東電批判とは無関係であることを間接的に本人が認めています。

      東電と「全面対決姿勢」な人間なんか知らない。
      東電に批判的なのに首になってない人の例としては、パッと思いつくのは神保哲生や町山智浩ですが、TVに出てくるコメンテーターは誰も東電を擁護しないでしょう。
      むしろ擁護した方が視聴者から文句が出て干されるでしょう。
      武田邦彦は言ってることがおかしいし、間違いはこっそり訂正するし、主張が日和見だから論外。

      過去に原発批判がTVで聞こえてこなかったって、貴方が関心を持たなかっただけじゃないですか。
      広瀬隆ブームとかもんじゅの事故のこととか知らないの?

      食べ物も瓦礫も、汚染されてるかどうかというだけなら、日本全国どこでも核実験の影響で汚染されている。程度の問題。
      我々の生活環境では、重金属や有機化合物の汚染だってゼロじゃないけど、普段はないものとして過ごしてるでしょ?
      厳密に言い出したら東京あたりの家庭ごみも汚染物ってことになりますよ。

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    2. 追加。
      http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/03/post_3320.html
      2012年の3月1日の記事に出ている3月18日の線量ですから、この3月18日とは2011年3月18日のことですね。

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    3. @Kamuymintar
      管理人さんが紹介していただいてるドイツの記事の2号機と3号機が誤表記されてると思うんですけどね。始めは保安院も炉心溶融の可能性と言ってて、その保安院中村審議官が更迭されてしまい、一転して炉心溶融はないと発表されるようになったのでした。テレビでも新聞でも御用学者の発言をそのまま報道して格納容器は健全との表現をしました。格納容器から水素が漏れて爆発してるのにです。この頃、清水社長が入院と報道がありましたが、今では東電本社に居たことがしれっと報道されてます。

      >杉隆の降板理由については町山智浩とのニコニコ生放送
      については、発言内容を正確に紹介してもらわないと判断できませんので保留します。
      神保氏も地上波テレビに出れてません。町山氏はよく知りませんが地上波テレビ出れてないようです。
      武田先生に言ってる事がおかしいと反論するには同じく学者でないと無理です。日和見とは真逆の筋金入りの人物ですが、別の人物と勘違いしてませんか?
      テレビのコメンテーターは東電批判をするフリをして視聴者を利用して自分の給料を守ってるだけですよ。
      「国+東電+マスメディア」の取ってる戦略では、国より東電に批判を集中させた方が都合がいいのです。東電は民間の独占企業なのでどれだけ批判されても痛くも痒くもありません。国は批判されると体制が崩れます。だから東電に批判を集中させて、実は国が東電救済法でもって東電を守ってお互いの利権の仕組みを維持して旨い汁を吸い続けようとしています。
      コメンテーターはこの利権の仕組みを崩すような発言は控えてるずです。東電救済法批判なんてしてなかったはずです。福島第一の事故原因が津波だけではなく地震でやられてることも殆ど触れられません。触れれば原発再稼動に影響を及ぼし利権が縮小します。本気で東電批判するなら、放射能安全宣伝をまず止めるべきです。年100ミリまで大丈夫などと言ってるのは世界で日本だけです。それからスタジオに小出先生や今中先生や田中氏や後藤氏や広瀬氏等を呼んでレギュラーとして徹底的に語らせればいいのです。

      過去にテレビで原発の危険性を訴える報道が十分になされてきたと思ってる日本人は居ないでしょう。週刊誌では偶に記事があったようです。原発周辺に住む人や原発建設に携わった付近の普段農家の人などですら殆ど誰も原発の仕組みすらしりませんでした。ようつべで過去のもんじゅの報道が上がってましたが、高速増殖が可能との前提の嘘を報道してました。今では多くの人がこれを嘘と見抜けますが当時は騙されたでしょう。

      >食べ物も瓦礫も、汚染されてるかどうかというだけなら、日本全国どこでも核実験の影響で汚染されている。程度の問題。
      メチル水銀をがば飲みしてもベクレても首がもげても気にしない人もそりゃ居てもいいですよ。それを人に強制することではないということです。

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    4. @Kamuymintar追加
      失敬。
      http://ramap.jaea.go.jp/map/map.html
      文科省マップのデータでは11月5日より後は20キロ圏内と計画非難区域以外はもう切り捨てられてて計測データは掲載されていません。11月5日では1以上1.9μ以下の分類。早川由紀夫先生の最新マップでも同じ値の分類。

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    5. 場所が適切でないし面倒なんで細かく反論はしませんけど。
      政府や企業と同じく、彼らを糾弾する人々も論の前提となる事実認定が誤っていたり、結論ありきで都合のいい事柄だけ論拠に採用したり都合のいいように資料を解釈したり捏造したりすることがザラにあります。
      悪徳商法に騙された人は他の悪徳商法にも騙されやすいという事実を踏まえて、政府や企業に騙されるなら糾弾者にも騙されるものと思って個別に検証した方がいいですよ。

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  6. ------------------------------------引用はじめ
    上杉:1つだけ例を挙げます。フクシマの3号機の爆発の写真ですが、これは、おそらくヨーロッパではかなり知られている写真だと思います。しかし日本ではそうではないのです。事故から1年経った今ようやく一部で報じられるようになりましたが、それでも当時はこの映像がマスメディアに流れることは自主規制のもとありませんでした。当時日本政府もマスコミも、大きな爆発はなかった「ポンという爆発的事象」といって、事故を矮小化したのです。だから、この写真を公に見せてしまえば、矛盾が明らかになってしまうため、事実上「封印」したのでしょう。
    ------------------------------------引用おわり

    福島第一原発3号機の爆発は、3月14日に国内メディアで大きく報じられています。

    たとえば、読売新聞では夕刊1面トップ 「原発3号機も爆発」「福島第一 炉心溶融の可能性」という大見出しの記事とともに写真が掲載されています。

    同紙2面には「放射性物質拡散の恐れ」という見出しの記事が、3面には3号機が炎をあげている写真が掲載されています。また読売は同日号外を出しており、「原発3号機で爆発」「福島第一 炎と大量の煙」の見出しのもと記事と爆発の写真が掲載されています。

    朝日新聞でも夕刊1面トップ「3号機も水素爆発」の記事に爆発の写真が掲載されています。

    (※いずれもインタヴューの元記事にあるのとは別の写真です。それらの写真が「矮小化」にあたるかどうかはご自身で見ればわかります。)

    これらは最も手軽には、二紙の震災特別縮刷版で確認できます。他紙の縮刷版でも同様の事実について確認がとれるでしょう。或いはお知り合いに当日の日本の新聞を保管されている方がいれば、その方から見せていただくのもよいかと思われます。

    上杉氏は著書でも、「3月14日は福島第一原発3号機の爆発があった日です。普通であれば爆発のニュースがトップにくるはずですが、メディアは実施する必要のなかった計画停電を大きく扱ってしまったでした。」(『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』 37-8頁。他書にも同様の記述)と述べており、3号機爆発の報道が無かったか、意図的に矮小化されていたかのように述べています。そうした話が事実かどうか、管理人の方は当日の記事を一度、ご自身の目で確認なさってはいかがでしょうか。

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    1. ※修正
      「扱ってしまったでした」→「扱ってしまったのでした」
      「他書にも同様の記述」→「氏の他著でも同様の記述」

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    2. ※追加
      インタヴューの元記事にある写真は、2011年3月18日の各紙朝刊1面に全く同一のものが掲載されています。

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  7. 上杉氏が訂正してこれなんですから、上杉氏のインチキさを遠まわしに暴露している管理人さんは大変素敵です。「上杉隆への批判を匿名で行ってはいけないが、擁護するのは匿名でもOK」という上杉氏や擁護者の卑怯さを身を以て皮肉るパフォーマンスにも感服いたしました。

    お礼としては粗末ではありますが、下記のニュースソースを紹介させていただきます。

    事故当時のニュース報道
    http://www.youtube.com/watch?v=ArZ-cQ-yjkQ
    http://www.youtube.com/watch?v=0S15pZvEOFk
    http://www.youtube.com/watch?v=KrT5Ryg5GNw
    http://gigazine.net/news/20110314_fukushima_daiichi_3rd/
    http://gigazine.net/news/20110314_fukushima_daiichi_2nd_meltdown/
    http://gigazine.net/news/20110316_fukushima_daiichi_steam_explosion/

    現在の福島のローカルニュース
    http://www.nhk.or.jp/fukushima/hamanaka/#news_title
    http://www.minyu-net.com/

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