2012年12月28日付TAZ紙
フクシマの嘘
米海軍兵が東電を告訴
友人が送ってくれたドイツのTAZ紙の記事だが、読んでいて「京」という単位を調べなおさなければならなかった。324京円、という数字が金額として頭に浮かべられる人間はいるだろうか? それでもいまだに「原発は安い」という嘘を平気で並べ、日本の経済に原発は欠かせない、などとのたまう人間集団を、なぜまた日本人は選挙であんなに選んだのだろう? 不愉快で、できることなら耳をふさいだまま聞きたくない話ばかりで2012年も終わった。今年も光は見えてこないのだろうか。
(ゆう)
本文はこちら: http://www.taz.de/!108149/
東電は2011年、アメリカ海軍士官たちを騙し、放射線被爆について不正の報告をしていたということである。
ベルリン:米海軍士官9人からなるグループがサンディエゴの裁判所で、フクシマ原発事故を起こした原発操業社である東電を相手に訴訟を起こしたことを、イギリスの公共放送局BBCが伝えた。
これらの海軍士官のうち、8人が原子力で動く航空母艦「USSロナルド・レーガン」に配置されていたが、この告訴で彼らは東京電力に対し、1千万ドルの損害賠償金と、一人につき3千万ドルの違約金を払うよう求めている。
彼らは2011年3月に起きた日本の太平洋沿岸沖の地震と津波の後行われた支援活動(トモダチ作戦)に参加していた際、事故を起こした原発から出る高線量の放射能にさらされたとしている。
訴訟の理由として彼らは、東電が当時の状況に対し真実を伝えなかったことを挙げている。人間に対し危険な放射線量ではないという印象を東電が与えていたという。
この告訴は、東電に出された数々の損害賠償請求の最新のものとなる。東電は請求金額の合計がいまや324京円(1京は兆の1万倍)に達したとしている。
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